2013年

4月

30日

闘論席 2013年4月30日・5月7日合併号

古賀茂明

 (元経済産業省官僚)

 

 アベノミクスで絶好調の安倍晋三政権の勢いがすごい。第一の矢は、日銀の黒田東彦新総裁が打ち出した異次元の金融緩和で一気に動き出した。物価目標の実現の可否はともかく、円安と株高で市場の雰囲気は一気に明るくなった。

 

 大都市だけの話だという声に対しては、第二の矢の財政出動の効果が出てくる。昨年度補正予算による公共事業の大盤振る舞いで既に建設ミニバブルが始まった。


 しかし、この2本の矢だけでは長続きしない。財政規律はどうなるのか、将来の成長軌道に乗れるのかという国際マーケットの声には、産業競争力会議、規制改革会議の議論をスタートさせ、さらに、3月には環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加表明をして、第三の矢である成長戦略への市場の期待を一気に高めた。………

 

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