2013年

4月

16日

チャイナウオッチ 2013年4月16日特大号

◇目標は「アップグレード」

◇量より質を求める李首相

 

細川美穂子

(みずほコーポレート銀行〈中国〉有限公司主任研究員)

 

 全国人民代表大会(全人代=国会)は3月17日に閉幕し、習近平国家主席、李克強首相をそれぞれ胡錦濤、温家宝両氏の後任として選出し、習・李新体制が発足した。


 李克強首相は政府の施政目標が、(1)経済発展の持続、(2)民生(義務教育・医療・年金・住宅)の改善、(3)家庭環境にかかわらず努力すれば報われる「公正な社会の促進」──の3点であると、全人代閉幕後の記者会見で発表した。
 注目されるのは、一つ目の「経済発展の持続」に言及するなかで、「改革の恩恵、内需の潜在力、イノベーション(創新)の活力を結集し、経済効率、雇用と収入、環境保護と資源節約の面で新たな格上げをする必要があり、それにより『中国経済昇級(アップグレード)版』を作る」と述べたことである。………