2013年

4月

23日

チャイナウオッチ 2013年4月23日号

◇初外遊は途上国重視

◇BRICS銀で先進国牽制

 

箱崎大

(JETRO北京事務所副所長)

 

 全人代(国会)が終わり、習近平国家主席と李克強首相の「習・李体制」が本格始動した。習主席は就任後初の外遊で、楊潔〓(ようけつち)国務委員や王毅(おうき)外相らを伴い、ロシアとタンザニア、南アフリカ、コンゴ共和国を歴訪し、新興国・途上国重視の外交を早速みせた。

 

 国家主席としてまず向かったのは、ロシアだった。3月22日、モスクワのクレムリン宮殿でプーチン大統領が国家主席就任に祝意を表し、両首脳は戦略的パートナーシップに関する共同声明に調印した。互いを高い水準で、世界の平和と安定に寄与する大国同士と認め、「主権、領土保全、安全保障など『核心的利益』に関する問題で相互に強く支持」し、「中露新時代」をアピールした。
 次に向かったのはアフリカ。3月24日にタンザニアに入り、3年で200億ドル(1兆9600億円)の借款、貿易や金融、予算100億ドルに達するインド洋に面したバガモヨ港の総合開発をはじめとするインフラ建設など、経済協力を約束した。………