2013年

4月

09日

チャイナウオッチ 2013年4月9日号

◇腕を断つ決意の李克強首相

◇鉄道省改革目指すが期待薄

 

金子秀敏

(毎日新聞専門編集委員)

 

 習近平共産党総書記が3月の全国人民代表大会(全人代=国会)で国家主席に選出された。李克強首相以下、新しい国務院(内閣)の閣僚人事も決まった。

 

 李首相は全人代に鉄道省の統廃合を含む国家機構改革案を提案し了承された。李首相は記者会見で「壮士、腕を断つ決意」と語った。指を毒蛇にかまれたら自ら腕を切り落として命を保つ勇者のように犠牲を恐れずという成句だ。
 腐敗と汚職の温床に切り込まなければ中国が「亡党亡国」の危機に至ることはだれもがわかっている。だが、改革を実行すれば党、軍、国有企業を支配する保守派「特殊利益集団」からの激しい反撃は必至だ。………