2013年

5月

14日

チャイナウオッチ 2013年5月14日特大号

◇北朝鮮には恫喝外交

◇動き出した米中G2関係

 

金子秀敏

(毎日新聞専門編集委員)

 

 中国の習近平・共産党総書記が3月の国家主席就任後、積極的に外交活動を展開している。オバマ米大統領との米中首脳会談を念頭に置いた準備行動だ。中国と米国は「新しい大国同士の関係」を目指す「G2」外交に動き始めた。


 「G2」は第1次オバマ政権初期に米国が使った言葉だ。オバマ政権は台頭する中国の発言権を認める一方で、地球温暖化などで「大国としての責任」を迫ったために中国は応じなかった。米国内でも中国脅威論が高まりG2論は立ち消えていた。ところが、習近平政権になって、オバマ大統領は新任の崔天凱(さいてんがい)・駐米大使に向かって「ニュー・タイプのグレート・パワー」同士による関係構築を呼びかけた。G2復活だ。

 4月、ケリー米国務長官も北朝鮮ミサイル危機を名目に韓国、中国、日本を歴訪し、北京では「米中戦略・経済対話」の再開を決めた。ケリー長官と楊潔〓(ようけつち)・国務委員が戦略対話、ルー米財務長官と汪洋(おうよう)・副首相が経済対話のトップで、第1回会合を7月、ワシントンで開く。………