2013年

4月

23日

東奔政走 2013年4月23日号

◇安倍政権が好調なのは段取り能力と首相一極集中

 

小菅洋人

(毎日新聞編集編成局次長)

 

 就任当初、毎日新聞調査で52%だった内閣支持率も70%に達するなど安倍晋三首相の評判は依然として悪くない。政権発足100日(4月4日)を過ぎても政権の勢いは保たれ、安倍氏は節目の日に「少しでも時計の針が進み始めたと思ってくれれば、うれしい」と語った。


 もちろん好調の最大の理由は、アベノミクスによるデフレ脱却への期待が膨らんでいるためだ。一方で政権運営の側面からみると二つの要因があると思う。一つは安倍氏が発想し決断、実行するという首相への「権限集中型」の態勢を自民党政権が整えつつあることだ。

 ◇ぶれない経済政策

 補正予算編成、来年度予算編成は官邸主導で行われ、党側は政権復帰で高揚感にあふれたものの、出る幕はほとんどなかった。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加表明に際する党側の抵抗も予想外に小さかった。………