2013年

6月

11日

週刊エコノミスト 2013年6月11日号

定価:600円(税込)

発売日:2013年6月3日

◇特集:景気の壁
◇市場の変調が突きつける「アベノミクス」の試練

緒方欽一
(編集部)

 市場が不安定化している。5月23日は大荒れとなった。債券市場では長期金利が一時、1・0%まで急騰(国債価格は急落)。日経平均株価は一時1万6000円に近づいた後に一転、一日で1143円急落し歴代10位の下落率となった。株価は30日、今年2番目の下げ幅となる前日終値比737円安をつけ、1万3600円台を割り、ほぼ1カ月前の水準に戻した。インフレ期待に働き掛ける安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の推進力は失速寸前だ。

 

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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

◇高岡浩三 ネスレ日本社長兼CEO
◇徹底したマーケティングで商品ブランド育成

 ネスレ日本は、スイスに本社を置く世界最大の総合食品飲料企業「ネスレ」の日本法人で、今年100周年を迎えた。チョコレート「キットカット」、インスタントコーヒー「ネスカフェ」、キャットフード「フリスキー」などの商品群を展開。2012年の売上高は前年比2・3%増、営業利益も同25%増と、業績は拡大を続けている。

 

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ワシントンDC

◇予期せぬ三つのスキャンダル オバマ大統領に吹く逆風

堂ノ脇伸
(米国住友商事会社ワシントン事務所長)

 多くの犠牲者が出た4月のボストン・マラソンでの爆破テロ事件は、移民法改正法案の審議にも水を差した。米議会上院における銃規制強化法案の否決に続き苦しい政権運営を強いられるオバマ大統領だが、さらに5月に入ってからは、政権維持にさえ影響しかねない新たな三つのスキャンダルが噴出した。

 

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