2013年

6月

04日

特集:使える統計学 ビッグデータを活用 2013年6月4日号

◇本誌編集部が景気指数づくりに挑戦

◇筑波大、NTTデータと「つぶやき」解析

 

編集部

 

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」により急激な円安・株高が進む。実体経済を潤し、賃金アップまで行き着けるのか、それとも腰折れするのか。2年後の物価上昇率2%を掲げて、日本銀行の黒田東彦総裁が異次元緩和に踏み切ったこともあり、景気や物価を示す統計データへの関心が高まっている。

しかし、月次で発表される内閣府の景気動向指数(CI、一致指数)も、消費者物価指数(CPI)も公表は翌月末以降だ。より早くその値を知るために、言語処理に詳しい筑波大学の山本幹雄研究室と、ツイッターの日本語もしくは日本国内でつぶやかれた全データの取得権を持つNTTデータの協力を得て、つぶやきから経済指標を予測するモデル作りに挑戦した。
 まず処理の効率化のため、ツイッターのつぶやきのうち、10年4月~12年12月の5%無作為抽出データを使って、CIとの相関が高いキーワード300語を抽出した。これらには1カ月当たりの出現数が2000回以上などの条件をつけた。………