2013年

6月

11日

アフリカ:変わるアフリカの食文化 2013年6月11日号

◇経済成長で即席麺の需要増

中川美帆
(編集部)

 アフリカのサハラ砂漠以南(サブサハラ)49カ国(西サハラを除く)には、急速に経済成長している国が多い(図1)。国際通貨基金(IMF)の予測によると、サブサハラの経済成長率は、2013年が5・6%、14年が6・1%で、世界経済成長率の13年3・3%、14年4・0%を大きく上回る。この地域では経済成長に従い、食生活がバラエティー豊かになってきた。従来は食べなかったものを口にするようになっている。

 象徴的な例が即席麺(カップ麺と袋麺)だ。アフリカと中東の即席麺の市場規模は、11年に6億4070万ドルと07年の約1・7倍に増加。17年には9億2100万ドルになると英調査会社ユーロモニターインターナショナルは予測する(図2)。
 市場の伸びを牽引するのは、サブサハラに位置するナイジェリア。11年の即席麺の市場規模は3億7660万ドルで、アフリカ全体の約8割を占める。2位の南アフリカ、3位のエジプトを引き離して圧倒的な1位だ(図1の円グラフ)。これは、インドネシアの会社がナイジェリアで市場を開拓した影響が大きい。………