2013年

8月

06日

週刊エコノミスト 2013年8月6日特大号

特別定価:650円(税込)
発売日:2013年7月29日

 

◇特集:食える弁護士、食えない弁護士 第1部 弁護士業界編
◇就職難は弁護士増加が原因?進む「食える」「食えない」の二極化

秋本裕子
(編集部)

 花形職業とされてきた弁護士の世界に、異変が起きている。
 その一つが、所得の減少だ。弁護士白書(2012年版)によると、10年調査では収入は平均3304万円と、00年調査(3793万円)より低下。それに伴い、所得も平均1471万円と、00年(1701万円)より減った。
 同10年版で09年の所得(弁護士業務以外も含む)の内訳を見ると、200万円未満が3・2%、500万円未満だと16・4%を占める。高所得のイメージが強い弁護士でも、年収200万円未満の人が出始めている。このような弁護士を表現し、最近は「ワーキングプア弁護士」という言葉も使われるようになった。

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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇加藤薫 NTTドコモ社長
 ◇総合サービスで他社携帯利用者も取り込む

 今年5月、携帯端末の夏モデルの発売で、異例の策に出た。大幅値引きする機種を、ソニー製「エクスペリアA」と韓国サムスン電子製「ギャラクシーS4」の2機種に絞り込む「ツートップ」戦略だ。しかし、解約件数が新規契約を上回り、顧客流出は止まらなかった。
── 厳しい結果です。
加藤 残念でした。ですが、エクスペリアは5月の発売以来94万台、ギャラクシーは45万台とよく売れています。ツートップ戦略の目的の一つが、スマートフォンのお客様を増やすこと。エクスペリア購入者の63%が、ドコモのフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)からスマホに移ったお客様でしたが、他の携帯事業者に移る方も残念ながら多かった。

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ワシントンDC

◇フードスタンプ削減策巡り下院共和党指導部が混乱

堂ノ脇伸
(米国住友商事会社ワシントン事務所長)

 5年ごとに改正される農業法を巡って、下院共和党の対応が米議会で波紋を広げている。最大の争点は「フードスタンプ」と呼ばれる食料費補助プログラムだ。同法は昨年9月に当初の期限を迎えたが、上下両院の「ねじれ」状況が災いして改正法の成立には至らず、暫定的に今年9月末まで延長されている。

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