2013年

8月

20日

独占インタビュー:パナソニック 津賀一宏社長 今までの延長線では生きていけない 2013年8月13・20日合併号

 ◇「本社主導の投資が赤字を招いた」

 ◇「部分最適化で会社を立て直す」
 ◇「家電事業の柱はAVから白モノに」

聞き手=横田 恵美/後藤 逸郎
(編集部)

 2期連続で7000億円台の最終赤字を出した日本最大手の家電メーカー、パナソニック。7月31日に発表した13年4~6月期連結決算は、最終利益が前年同期比8・4倍の1078億円。第1四半期ベースで過去最高だが、企業年金の移行に伴う営業外利益や経費削減分を除くと利益水準は低く、改革は端緒についたばかりだ。

── 社長に就任して1年が経った。経営の現状は?

津賀 昨年4月に社長になることが決まって、全社のことを見たり聞いたりしたとき、あらためて巨大な会社だと思った。見えにくい形になっている。社長として動かしやすくするには、見えやすくする必要がある。私一人が見えても仕方ないので、経営チームで見えるようにしてきた。 変えたことで一番大きかったのは、今年4月から事業部機軸の経営にしたこと。49の事業部にくくり直した。この事業部を見ていれば、だいたいうちの会社は見える。何かあれば、49の事業部長とコミュニケーションをとれば、課題もだいたいつかめるようにした。………