2013年

8月

27日

給油危機:ガソリンスタンド急減 過熱する安売り競争 2013年8月27日号


 ◇ガソリンスタンド(GS)が急減している。競争激化に規制強化が追い打ちをかけて、収益が悪化。過疎地ではGSの減少が生活インフラの喪失につながりかねない。

中川美帆
(編集部)

 「価格競争が激しくて、電気代くらいしか賄えない。もう限界だ」。都内で50年近くガソリンスタンド(GS)を営んできた経営者はこう嘆き、今年の夏で店を閉じる。
 GSの数は急減している。資源エネルギー庁が7月に発表した今年3月末時点の全国のGS数は3万6349店。前年同期比で1394店減少し、1日平均4件弱のペースで減った。ピークの1994年度の6万421店と比べると約半分だ。
 背景には高齢化による後継者不足、エコカー普及と燃費向上に伴うガソリン需要減少、そして価格競争の激化などによる収益悪化がある。………