2013年

9月

03日

特集:本当に強い株・投信 第2部 海外&投信編 米国株 2013年9月3日特大号

 ◇米国株史上最高値の牽引役はハイテク、バイオ銘柄の成長力

藤田勉
(シティグループ証券副会長)

 リーマン・ショック後の安値から今年7月末までの株価上昇率は、米国が185%と、新興国131%、欧州116%、日本80%を圧倒している。米国株は史上最高値を大きく更新し、世界の株式市場全体の半分近い規模にまで成長した。米国株への投資は米国経済ではなく、世界で活躍する米国企業に投資することを意味する。
 米国の株式市場は、世界でも図抜けて大きい。世界の時価総額の45%(昨年末、以下同)を占め、2位日本、3位英国(いずれも約8%)を大きく凌ぐ。
 世界最大の時価総額企業はアップルの約50兆円(1ドル=100円換算、以下同)。日本最大の時価総額を持つのはトヨタ自動車であり、14兆円(26位)だ。上位100銘柄のうち日本企業は3銘柄しかない。
 米国の巨大企業は、日本の代表的な企業と比べてもはるかに大きい。アップルは、日本最大の電機メーカーであるキヤノンの10倍の時価総額を持つ。トイレタリーのP&Gは花王の14倍、小売りでのウォルマートは、ファーストリテイリング(ユニクロ)の9倍、ヘルスケアのジョンンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は武田薬品の6倍である。エクソンモービルの咋年度の純利益は約4・5兆円と世界最大であったが、これは日本最大のトヨタ自動車の9622億円の4倍以上である。………