2013年

9月

17日

週刊エコノミスト 2013年9月17日特大号

特別定価:650円(税込)
発売日:2013年9月9日

 ◇特集:墜ちる中国
 ◇“影の銀行” 「暗黙の保証」で拡大 綱渡りの金融システム

 

秋本裕子(編集部)
井出晋平(毎日新聞中国総局)


 「元本割れしたことはないから大丈夫」。北京市内に住む大学職員の男性(43)は、民間銀行の窓口でそんな売り文句につられ、年率4・3%、期間6カ月の理財商品を、6月初旬に5万元(約81万円)分購入した。

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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇吉永泰之 富士重工業社長
 ◇目標は世界中の車好きのための100万台

 北米市場で新型車の売れ行きが好調。2013年3月期は世界販売台数72万4000台で過去最多、営業利益、純利益ともに過去最高益だった。14年3月期はさらに75万2000台を見込む。

── 業績好調までの歩みは。

吉永 2009年、米国向けにレガシィの車体を一回り大きくしたことで台数が伸びました。ですが、さらに大きくすれば売れるというものではありません。日本の自動車会社8社のうち、販売台数は一番少なく、経営資源も多くない。そんな我々がどう戦うべきかを考えました。デザイン力やコスト競争力など6項目について、評価が最も高い他社の車種との比較をしていると、「あれも足りない」「これも足りない」と会議の度に元気がなくなる。そこで、数は多くなくても認めてくださるお客様がいるという我々の「強み」は何かを考えることに切り替えました。

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ワシントンDC

◇シリア介入決断のオバマ氏 議会承認を求める深謀遠慮

今村卓
(丸紅米国会社ワシントン事務所長)

 オバマ米大統領は8月31日、シリアの化学兵器使用は黙認できないとして、軍事介入の意思を表明した。同時に介入の承認を議会に求めるとしたのだが、これが大きな驚きとなった。米国の戦争権限法は大統領の軍事行動に対して、議会への事前説明の努力や事後48時間以内の報告義務を定めているが、事前承認は求めていないからだ。

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