2013年

10月

15日

特集:シェール革命とビッグデータ 成長エンジン1 2013年10月15日特大号

 ◇60兆円の富を生み出す米ビッグデータの底力

 

城田真琴

(野村総合研究所上級研究員)

 

「7年後には最大で6100億ドル(約61兆円)の富を米国にもたらす」

 米シンクタンク、マッキンゼー・グローバル・インスティチュートは、7月に発表したリポートで、2020年までにビッグデータが米製造業と小売業のGDPを最大3250億ドル押し上げる一方、行政サービスやヘルスケア分野で2850億ドルのコスト削減が可能と試算した。

 ビッグデータとは、一般にSNS(交流サイト)のツイート(つぶやき)、インターネットの検索履歴などウェブ上のデジタルデータという印象が強いが、各種センサーやGPSからもたらされる位置情報などリアル世界の情報を含む大量・多種多様・高頻度なデータを指す。

 このビッグデータを使って実際のビジネスに生かす取り組みが全米のあらゆる分野でいま始まっている。………