2013年

10月

29日

牛丼戦争:原材料費高騰で牛丼苦戦 2013年10月29日特大号

 ◇高価格と海外に活路求める

 

中川美帆

(編集部)

 

 都内中心に牛丼チェーン「牛丼太郎」を展開していた深澤が9月6日、さいたま地裁から破産手続き開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は約2億2000万円。大手チェーン店などとの熾烈(しれつ)な競争による苦戦が要因という。

「デフレの象徴」とされる牛丼店は、低価格競争を繰り広げてきた。チェーン店は「すき家」「吉野家」「松屋」「神戸らんぷ亭」「なか卯」などが競い合う。新規参入もあり、2011年6月には三光マーケティングフーズが「東京チカラめし」を出店して、焼いた牛肉をご飯にのせた「焼き牛丼」を販売した。

 ハンバーガー店など同業以外との競争も激しい。いちよし経済研究所の推定(11年度)によると、牛丼の市場規模は3400億円なのに対し、ハンバーガーは7000億円超、ファミリーレストランは1兆1000億円、ラーメンは4200億円だ。………