2013年

11月

05日

特集:相続とお金のトラブル 投資 海外積み立て投資 2013年11月5日号

 ◇商品構造の理解がカギ握る 「いつかはゆかし」の行く末

 

緒方欽一

(編集部)

 

 「1億円はためられる。月5万円の積み立てで」──。このうたい文句で一躍有名になった投資積み立てサービス「いつかはゆかし」。同サービスを提供する投資助言業者アブラハム・プライベートバンクが10月11日、金融庁から無登録で海外ファンドを販売していたとして、6カ月間の業務停止命令を受けた。「いつかはゆかし」とは一体どのような商品だったのか。実際に投資している30歳代の男性に話を聞いた。

 この男性が投資を開始したのは今年初めのこと。海外積み立て投資商品には以前から興味があったという。入会金1万9800円を振り込んで、資料を取り寄せると、DVDとパンフレットが届いた。

 

 ◇中身は「ハンサード」

 

 そのパンフレットを見せてもらった。めくると「ハンサード社」という見慣れない名称が飛び込んでくる。「いつかはゆかしではハンサード社の海外積み立てプログラムを利用します」とあり、過去10年平均の運用成績が年率16~23%という「エリートファンド」の例が紹介されている。日本ではこのような良いファンド(投資信託)は入手しづらいが、この積み立てプログラムなら世界の優れたファンドに投資できるとの期待感をもたせる内容だ。積み立ては、クレジットカードでの支払いとなるのでマイルもたまるなど、メリットが並ぶ。………