2013年

11月

12日

特集:自動車サバイバル 第1部 業界激変 自動車業界再編 2013年11月12日特大号

 ◇2025年までに ビッグ4の時代 技術革新と新興国市場が決戦場

 

佐瀬真人

(デロイトトーマツコンサルティング パートナー)

 

 自動車業界では大きな再編のうねりが始まっている。次世代環境車開発や自動運転技術に代表される技術革新競争に加え、本格的な拡大期を迎える新興国市場の獲得が、これまでのグループ存続を許さなくなる。

 2025年時点における業界地図は、1000万台以上の規模を確保するトヨタ自動車、独フォルクスワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)、日産自動車・ルノー連合の「業界リーダー」とそれ以外の中堅プレーヤーへ二極化が進むと予想する。12年におけるグローバル市場は8000万台弱であったが、25年には1億1000万台を超える市場への成長が予測される。このため、現在10%前後のシェアを握るリーダー企業各社にとっては、現状のシェアを維持するだけでも1000万台以上の事業規模が必要となる。

 さらに、今後の競争環境に影響を与える自動車業界のメガトレンドの存在が大きい。新興国市場の本格拡大、次世代環境車や燃費改善技術の進展、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転などの技術革新、燃費規制の厳格化、新興国の自動車産業政策のブロック化などは、既存の業界状況を一変させるに十分だ。………