2013年

11月

12日

通信料金:拡大する格安LTE通信 2013年11月12日特大号

 ◇携帯3社としのぎを削るMVNO

 

石川温

(ジャーナリスト)

 

 国内で「MVNO(エムブイエヌオー)市場」が拡大している。MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは「仮想移動体通信事業者」のことで、NTTドコモやKDDIなどの携帯電話事業者(MNO)から回線を借りて、サービスを提供する企業のことだ。

 MVNOビジネスは、総務省の推進もあって順調に拡大しており、2012年度末時点で、前年度末比61・3%増の1037万回線、売上高は同59・7%増の3570億円にもなった(MM総研調べ)。15年度末には2392万回線、売上高は6250億円になる予測だ。現在、携帯電話の総契約数は1億3488万となっており、MVNO回線は全体の7%を占める計算となる。

 拡大する背景にはスマートフォンやタブレット端末などの2台持ちが増加していることがある。さらに、各MVNO事業者が、月額1000円前後で「メールやネット閲覧が通信の中心の人」や「スマホを持っていても外出先ではメールしか使わない人」なら十分満足できるプランを次々に出していることもある。………