2013年

11月

26日

特集:絶望の中国 産業別動向 原発 2013年11月26日特大号

 ◇中国マネーに頼る世界の原発 次世代高温ガス炉でも先陣

 

宗敦司

(エンジニアリング・ビジネス編集長)

 

 英国の新規原発計画で、中国の国有企業が権益を取得することが決まった。国有の中国広核集団(CGN)と中国核工業集団(CNNC)が30~40%を出資、フランス電力公社(EDF)、仏アレバと共同運営するというのだ。

 これまで英国は中国企業が大きく権益を取得することを拒否してきた。しかし、今回は英エネルギー相が訪中し、中国企業の参入を容認する方針を表明した。その背景には、英国の資金難があったようだ。

 計画は当初、EDFと英電力大手のセントリカが受注していたが、今年2月にセントリカがコスト増を理由に撤退。欧州では原発の安全コストが増加する一方、英国企業の資金力は低迷したまま。それに加えて、ドイツの脱原発政策が加わり、欧州には原発の資金供給源となる企業が途絶えていた。………