2013年

12月

03日

特集:介護離職 第1部 ストップ・ザ・介護離職 私もケアメン 2013年12月3日号

 ◇まず職場でカミングアウト ビジネススキルを介護に生かそう

 

渥美由喜

(内閣府少子化危機突破タスクフォース チームリーダー、東レ経営研究所研究部長)

 

 現在、50代前半で、自分の両親、連れ合いの両親4人が存命の場合、誰か一人が要介護になる確率は6割、50代後半ではなんと9割まで高まる。介護は誰にでもやってくると覚悟しておくべきだ。

 介護に関する費用を捻出するために収入を維持する必要があるという面からはもちろん、生活が介護のみにならないという面からも就業を継続することも大切だ。にもかかわらず、現在介護を理由に仕事を辞める人が年間10万人にも上る。介護をしながら仕事を続けるには、どうすればよいか。

 介護に直面したとき、まずは「介護をすることになった」「介護をしている」ということを職場に知らせることが大切だが、明らかにすることに不安を持っている従業員が大半だ。「仕事に私情を持ちこむのはよくない」「業務に支障が出るのでは」「人事評価が下がるのでは」などと思い悩む。………