2014年

1月

07日

もう来た!自動運転の時代:秒読み段階の高速道路走行 2013年12月31日・2014年1月7日合併号

 ◇一般道は人工知能がカギ

 

大堀達也

(編集部)

 

 「自動運転」の世界的な開発競争が始まっている。自動運転は、ドライバーが運転しなくともクルマが目的地まで連れていってくれる「夢の技術」。利便性のほか、機械が交通状況を判断することでドライバーの不注意による交通事故が減るかもしれず、安全性の向上も期待されている。日本など自動車販売台数が伸び悩む国もあるなか、メーカーは自動運転を新たな付加価値にして需要を掘り起こしたい考えだ。

 

 ◇クルマが自ら判断

 

 自動運転の理想の姿は、人がクルマに乗り込んで行き先を告げると、自動的に経路を調べ、道路状況を認識しながら自動走行し、目的地に無事着くことだ。もちろん現時点では、そこまで進んでいない。しかし、その基礎となる技術はかなり開発が進んでいる。例えば、白線が引かれた車線内をはみ出さずに走り、先行車に合わせて速度を調節して車間を保ち、歩行者や障害物との衝突を回避するといった自動運転は、実用化の段階にきている。

 どんな仕組みでそれが可能になるのか、簡単に見ておこう。車線内の走行を例に取ると、まず、クルマが白線を認識することから始まる。車載の単眼カメラやステレオカメラで白線を捉え、そこから逸脱しないようにハンドルを自動操縦する。………