2014年

1月

21日

ゲーム:激変するゲーム業界の主流争い 2014年1月21日特大号

 ◇スマホのネイティブアプリ時代が到来

 

新清士

(ジャーナリスト)

 

 日本のゲーム市場は、主役が次々と変わる激動の時期にある。

 近年、低迷が続いている家庭用ゲームに代わって、2009年ごろから市場を急拡大させたのが、「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯電話やスマートフォン(スマホ)向けのゲーム、とりわけソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて提供される「ソーシャルゲーム」だ。これは携帯本体の機能によらずネットのサーバーを介しウェブブラウザー上で動作するため「ウェブアプリ」と呼ばれる。市場規模はグリーなどのSNS事業者の台頭で、09年度の361億円から10年度には2824億円に急成長した。14年には4000億円超に達すると見られる。

 ところが、ソーシャルゲームに早くも変化の波が押し寄せている。携帯電話ユーザーがガラケーからスマホへ急激にシフトしたことで、ガラケー向けソーシャルゲームで稼いでいたグリーは13年第2四半期決算で最終赤字を計上した。

 一方、スマホのOS(基本ソフト)上で遊ぶ「ネイティブアプリ」と呼ばれるゲームが人気を集めている。これはウェブアプリと異なりスマホ本体の機能を利用するため、スマホの高機能化に伴って、より高度なゲーム作りができる。13年に大ヒットしたガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)はその代表例だ。………