2014年

1月

28日

特集:不動産・節税と投資 REIT オフィスVS住居VS物流 2014年1月28日特大号

 ◇景気拡大を予想するならオフィス、安定した高分配を狙うのは住居

関大介
(アイビー総研代表取締役)

 J-REIT(リート)(不動産投資信託)を投資対象とする不動産を用途で分類すると、大きく「オフィスビル系」と「住居系」に分けられる。REITは保有する不動産から得られる賃料を主な収入源として投資家に分配しているが、景気の動向が賃料に与える影響は用途によって異なる。つまり、投資家がどのような景気見通しを描くかで、投資先に選択するREITは変わってくる。

 

 ◇利回りは住居系が上回る

 まず、オフィス系と住居系のREITでは、分配金の利回りに違いがあることを押さえておきたい。オフィス系と住居系のいずれも、景気後退期には利回りが上昇し、回復期には低下するという同じような動き方をしているが、利回りは常に住居系が上回る状況が続いている。
 これを見ると、利回りの高い住居系に投資するほうが有利なように感じる。ただ、そもそもオフィス系のREITに比べて住居系の利回りが高いのは、REITの価格形成に影響を与える機関投資家や外国人投資家がオフィスビル投資を好む傾向が強いためだ。日本では機関投資家のオフィスビル投資の歴史は長いが、賃貸住宅投資に注目した時期は2000年以降と比較的最近だ。………