2014年

2月

11日

スマホ:反グーグルの「第3のOS」に明暗 2014年2月11日特大号

 ◇ドコモはiPhoneで戦略変更

石野純也
(ケータイジャーナリスト)

 スマートフォン(スマホ)向けの基本ソフト(OS)市場は、米アップルがiPhoneなど自社端末向けに開発する「iOS(アイオーエス)」と、米グーグルが各メーカーに提供する「アンドロイド」が世界シェアを二分している。この両社の牙城を崩すOSとして、通信事業者や端末メーカーなどで作る米タイゼン・アソシエーションの「タイゼン」や、米モジラ財団の「ファイアフォックスOS」などの「第3のOS」が注目を集めているが、早くも明暗が分かれている。

 タイゼンを推進しているNTTドコモは1月16日、同OS端末の国内投入を突如、「当面見送る」とし延期した。この日は、同社がタイゼン搭載スマホを発表するとしていた日で、開発も直前まで進められていた。
 ドコモの岩崎文夫副社長は、年始に米ラスベガスで開催された家電見本市のCESで、「2月のモバイル・ワールド・コングレス(MWC=携帯電話業界で世界最大の展示会)までには出せるのでは」と述べており、見送りが土壇場で決まったことがうかがえる。タイゼンの投入に合わせ、コンテンツ・プロバイダー(CP)各社にもタイゼン用コンテンツの開発を依頼していたが、「寝耳に水」と漏らす関係者も多く、突然の方針変更だったようだ。………