2014年

3月

18日

特集:スマホ 2014年3月18日号

 ◇衝撃!25ドルスマホを実現したファイアフォックスと中国

 

石野純也

(ケータイジャーナリスト)

 

 2月にスペイン・バルセロナで開催された携帯電話関連の見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」は、今年、新興国に向けた各社の取り組みが注目を集めた。先進国には一通りのスマホが行きわたり、業界の合言葉は「次の10億人(ネクスト・ビリオン)」になっている。

 新興国市場では通話とメッセージ機能だけを持つフィーチャーフォン(従来型携帯電話)が主流だ。米調査会社ガートナーによると、2013年7~9月期の世界の携帯電話販売台数4億5564万台のうち、スマートフォン(スマホ)は全体の55%で、残り45%がフィーチャーフォンだった。12カ月で約8億台のフィーチャーフォンが売れている計算だ。この市場の置き換え先として、低価格なスマホが有力視されている。

 MWCで低価格スマホをアピールしたのが米モジラ財団だった。モジラは非営利団体で、パソコンがインターネットの中心だった時代には、マイクロソフトのウェブ閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」に対抗する形で、同種のソフト「ファイアフォックス」を開発した。………