2014年

3月

25日

特集:経常赤字と本当の国力 第1部 2020年経常赤字常態化 インタビュー 浜田宏一氏 2014年3月25日特大号

 ◇GDPと設備投資伸び悩みは問題 日銀は4~5月に追加緩和を

 

聞き手=後藤逸郎

(編集部)

 

 アベノミクスは追加緩和で再加速すべき。安倍晋三首相のブレーンで内閣官房参与の浜田宏一・米エール大名誉教授に展望を聞いた。

── 金融緩和後、輸出はあまり増えていません。

 

■日本は1960~80年代にかけて人口、労働力その他が伸び、上向きの経済で、資産を蓄積した。だが、人口が段々減ってくると、ある程度資産を食いつぶしていくのが、経済原理から言えば自然な流れだ。長期的には、日本の貿易収支が赤字になるが、特に問題はない。短期的には、エネルギー価格の推移や東アジアの政情なども、経常収支にマイナスに働くが、今まで黒字だったからずっと黒字が続くことはそもそもあり得ないし、私は心配していない。………