2014年

4月

15日

特集:プロが解説する 2014年4月15日特大号

 ◇日本経済を読み解くための10の経済統計

 

永濱利廣

(第一生命経済研究所主席エコノミスト)

 

 4月1日から消費税率が8%に上がった。2012年末から始まったアベノミクスは消費増税を乗り越えて、円安・株高を起点とした企業業績の改善→賃金と物価の上昇→消費拡大という好循環につなげられるか。まずは、国内統計からみていこう。

 

 ◇消費増税の影響を見極める四つの統計

 

 国内の需要(内需)動向をみる指標としては、消費動向を示す商業販売統計の「小売業販売額」と企業経営者が日々感じ取る景況感を反映した企業マインドがわかる日銀の「企業短期経済観測調査(日銀短観)」、消費動向を左右する賃金の状況を示す「毎月勤労統計」の三つが重要である。

 さらに、実体経済の強さを測ると同時に、日銀の金融政策にも影響する総務省の「消費者物価指数」にも注目したい。………