2014年

6月

03日

特集:負けない投資術 第2部 日本株編 NISA口座 2014年6月3日特大号

 ◇どうする含み損 「買った理由」で判断を

 

大山弘子

(フリーライター)

 

 今年1月からスタートした少額投資非課税制度(NISA)。5月16日時点での日経平均株価の年初来騰落率がマイナス13.47%であることを考えると、昨年のうちにNISA口座を開設し、開始早々に投資したものの、すでに損失を抱えている人もいるだろう。

 NISAとは、NISA口座内で保有する年間の累計投資代金100万円までの上場株式や株式投資信託、REIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)などの売却益や配当、分配金(普通分配金)が、5年後の12月末まで非課税になる制度だ。2023年12月末までの10年間実施され、累計で最大500万円の非課税枠を持つことができる。

 とはいえ、デメリットもある。その年に投資しなかった非課税枠を翌年以降に繰り越すことはできないし、途中で売った場合は非課税枠を使ったとみなされ、非課税枠の再利用も不可。特定口座や一般口座との損益通算ができず、3年間の損失の繰り越し控除も使えない。つまり、売却益が出て初めて非課税の恩恵を被ることができるというわけだ。………