2014年

6月

10日

特集:スマホ大全 Part1 業界大混戦 世界最大の中国市場は? 2014年6月10日号

 ◇アップルを一気に抜いた小米(シャオミー) 高性能でもどんどん低価格化

 

山根康宏

(在香港ジャーナリスト)

 

 スマホ業界関係者に激震が走った出来事だった。5月に英調査会社カナリスの発表した2014年1~3月期の世界のスマホ出荷台数ランキングに、中国の新興スマホメーカー、小米(シャオミー)が初めて6位にランクインしたのだ。他の顔ぶれを見ると、ファーウェイ、レノボ、クールパッド(宇龍酷派)と常連の中国メーカーが続く。だが、各社がグローバル市場で多機種展開しているのに対し、小米はわずか数機種をほぼ中国で販売しているだけだ。

 調査結果は、台湾HTCやソニーモバイルコミュニケーションズを抜き去った小米の強さを改めて見せつけるものとなった。中国国内でも小米の販売シェアは同期5位となり、アップルを抜いて着々と順位を上げている。その勢いは中国大手メーカーも脅威と感じており、各社が対抗製品を次々に発表している。

 中国市場の13年のスマホ出荷台数は前年比約2倍の3・4億台(中国調査会社・易観国際調べ)。その中で、中国のスマホは今や1000元台(約1万6000~3万2000円)の製品が主流となっている。その市場で、小米が13年秋に発表した「Mi3」が大成功している。価格は、サムスン電子や米アップルなどハイエンド(高価格帯)機種の半額近い1999元ながらスペック(仕様)は同性能とあって、Mi3は内外から大きな注目を浴びた。………