2014年

6月

17日

特集:とことん学ぶ通貨と為替 Part1 ここがポイント! 学び直す 外国為替市場 2014年6月17日号

 ◇取引規模は世界で1日540兆円

柳澤浩
(FXプライムチーフアナリスト)

 外国為替市場とは、円やドルなどの異なる通貨を交換(売買)する場を言う。そこでの取引は、①金融機関同士が直接または外為ブローカーを通じて行う取引(外国為替市場における「インターバンク取引」)、②個人や企業が金融機関と行う取引(金融機関から見て「対顧客取引」と呼ばれる)──に分けられる。

 国際決済銀行(BIS)の外国為替市場調査(3年ごと実施)によれば、外国為替市場における1日当たりの取引高は2013年4月時点で平均5.3兆ドル(約540兆円)だ。10年4月は同4.0兆ドル、07年4月は同3.3兆ドルで市場規模は現在も拡大中である。
 国際間の決済に広く用いられる米ドルは、外国為替市場でも取引の中心である。同じBISの統計では、ドルの取引が全体の43.5%を占めており、ユーロが16.7%、日本円11.5%、英ポンド5.9%と続く。
 通貨ペア別では、全体の24.1%がユーロ・ドル、18.3%がドル・円、8.8%がポンド・ドルの順となっている。ドル・円取引は、1日で9780億ドル(約100兆円)と取引全体の2割弱を占める規模だ。………