2014年

6月

24日

特集:老後費用1億円! Part2 家計見直し編 2014年6月24日特大号

 ◇老後に負の資産を残さない 住宅ローン、保険を削減

 

深野康彦

(ファイナンシャルリサーチ代表)

 

 40~50代の現役世代は、子どもの教育資金や住宅ローンの返済を抱え、ゆとりのある家計は多くはない。それでも、いずれ老後はやってくる。積み立て投資などの資産形成ももちろん大事だが、子どもの大学入学費用など使途が決まっている金融資産まで投資の元手としてしまえば、損失を出して慌てることになる。老後への備えとして資産形成と同様に重要なのが、日々の支出を抑える家計の見直しだ。特に、①住宅ローン、②生命保険、③自動車保有──の支出は、工夫次第で大きく削減できる。

 家計の見直しといえば、水道光熱費や食費などの「変動費」部分の節約が真っ先に思い浮かぶだろう。だが、大多数の家計はすでに節約をかなり行っている。また、水道光熱費や食費を削るだけでは金額はわずかで、家計の支出を減らすのは難しい。ドラスチックに家計の支出を減らすには、やはり「固定費」に手を付ける必要がある。その固定費に当たるのが、住宅ローンや生命保険、自動車保有などの支出だ。老後にマイナスの資産を残さないことも、立派な資産形成だと心がけたい。………