2014年

7月

08日

特集:とことん分かる2014年下期マーケット Part1 日本株編 GPIF改革で何が起きる? 2014年7月8日特大号

 ◇「JPX日経400」採用銘柄に恩恵

 

大川智宏

(UBS証券日本株ストラテジスト)

 

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産配分見直しに関する議論が再燃している。今秋に予定されるGPIFの次期基本ポートフォリオ(資産配分)発表や4月に発表された運用機関の見直しは数少ない有力材料であり、投資家の興味が集中している。あらためてGPIFの改革が株式市場に与えるインパクトについて概観したい。

 GPIFの基本資産配分と2013年12月末時点の資産配分。両者で差はあるが、これは乖離(かいり)許容幅としてGPIF自身が設定している資産のぶれである。現行では国内株式で±6%が許容されている。この観点からすると、13年12月末の組み入れ比率である17・22%は乖離許容幅も含めた上限(18%)に近い保有量といっていい。

 そして、今後仮に日本株市場が上昇を続け、このウエートが許容幅を超えて拡大し続けた場合は、リバランス(資産配分比率の調整)によって株式の比率を落とす必要が出る。………