2014年

7月

08日

特集:とことん分かる2014年下期マーケット Part2 グローバルマネー編 金利と株の関係は? 2014年7月8日特大号

 ◇歴史的には金利上昇=株価上昇

 

大岡正英

(アライアンス・バーンスタイン株式シニア・ポートフォリオ・マネジャー)

 

 米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小が粛々と進む中、米国株式市場は新高値を更新している。新興国市場も年初の調整が一服して大幅に反発し、欧州市場も堅調に推移している。しかし、いよいよFRBの金利引き上げが視野に入ってきているため、グローバル株式市場の上昇局面はいつ終わるのかという不安の声も高まっている。

 こうした不安の背景にあるのは、金利上昇が株式市場にとってネガティブであるという見方である。確かに、中央銀行が金利を引き上げるのは景気が過熱しないようにブレーキをかけるためであるわけで、この見方は理にかなっているように思われる。実際、企業の借り入れコストも増えるはずだ。

 しかし、過去の金利上昇局面では、グローバル株式市場は上昇していることが多い。1971年から2013年末までの40年余りの中で、10年物米国債利回りが上昇した期間のグローバル株式のリターンを比べると、金利上昇局面の平均リターンは年率17.8%に達し、この期間全体の市場平均リターンを大幅に上回っていることがわかった。………