2014年

8月

26日

特集:水素・シェール・藻 シェール革命 2014年8月26日特大号

 ◇革命はこれからが本番 主役はメジャーではない

 

岩間剛一

(和光大学経済経営学部教授)

 

 最近、一部のエネルギー専門家の間で、「シェール革命は終わった」という声を聞くようになった。

 シェール革命とは、米国で起きているエネルギー革命だ。頁岩(けつがん)という固い岩盤層に染みこんだ天然ガスや原油を採算に乗る形で生産し、化石燃料の埋蔵量を飛躍的に増やした。これにより天然ガスの埋蔵量は250年分以上に延びたとされている。

 革命が「終わった」という声の裏には、①もはや米国内で生産条件の良いシェールガス、シェールオイルは掘り尽くされ、今後は生産コストが高い鉱区しか残っていない。②シェールガスの生産曲線は、在来型のガス田と比較して、2年程度の短期でピークを迎えている。③米国の天然ガス価格が下落し過ぎ、今後は開発に参入する企業が登場しない──などの理由や臆測が挙げられている。………