2014年

9月

02日

エコノミストリポート:米中間選挙 大統領選挙前哨戦 2014年9月2日号

 ◇米著名政治評論家が予想する 中間選挙で共和党大勝のシナリオ

翻訳=岩田太郎
(在米ジャーナリスト)

 米国では2014年11月、中間選挙が行われ、下院の全435議席と上院100議席中36議席の改選が行われる。この中間選挙の結果は、16年の大統領選挙で何が争点になるかを測る重要なものとなろう。

 ◇経済問題が重要争点

 米国で信頼度が高い世論調査機関「ラスムッセン」による最近の全国電話世論調査によると、有権者が最重要視するのは「経済問題」で、72%が中間選挙の投票の際に経済が非常に重要な要因となると回答している。また、「政府の財政支出」はラスムッセンが常時追跡している15大争点のトップ3に入る。さらに、雇用創出・医療問題・教育・汚職・政治倫理も重大争点となっている。
 中間選挙は、現与党と現職議員に有権者の判断が下るもので、大統領選挙の年のような高い投票率には達しないのが普通だ。歴史をひもとくと、中間選挙の年にホワイトハウスに大統領を送っている政党は負ける傾向があり、その結果、権力が弱まることが多い。中間選挙が大統領の成功度を示す「通信簿」と呼ばれるゆえんである。………