2014年

9月

02日

菓子:世界進出加速する日本のお菓子 2014年9月2日号

 ◇現地仕様で売り上げ伸ばす

中川美帆
(編集部)

 インドネシアのとあるスーパーのお菓子売り場には、江崎グリコの「ポッキー」と「プリッツ」、明治のチョコレート菓子「ハロー・パンダ」など、日本企業のお菓子がズラリと並ぶ。こうした光景は、タイやシンガポールのスーパー、コンビニでも珍しくない。

 英調査会社ユーロモニターによると、チョコレートやスナック菓子の世界市場はリーマン・ショック後の2009年に前年割れしたものの、以後は着実に拡大。13年の売上高は3198億ドル(約32兆8082億円)に達し、18年に3600億ドル台を突破する見込みだ。売上高上位は、欧米の会社が占める。
 カルビーやグリコが1960年代に輸出を開始するなど、日本の大手菓子メーカーの海外展開の歴史は古い。しかし、「国内市場を優先していた」(東海東京調査センターの角山智信シニアアナリスト)こともあり、これまでは欧米大手と比べ、海外展開が進まなかった。国内で在庫管理や工場再編などの課題が山積したことや、お菓子は基本的に子どもが食べるので国産が求められ、参入しづらかったことなどが理由だ。………