2014年

9月

02日

FLASH!:ソフトバンク 米子会社とシャープ端末販売 2014年9月2日号

 ◇背景にアップル依存脱却

石川温
(ジャーナリスト)

 ソフトバンクは、昨年買収した米国第3位の携帯電話会社スプリントとともに、シャープのスマートフォンを共同調達して販売する。日本で8月29日から発売するシャープ製「AQUOS CRYSTAL(アクオス・クリスタル)」はソフトバンクモバイルが独占的に扱い、米国ではスプリントと、同社のネットワークを使ってサービスを提供するヴァージンモバイルとブーストモバイルで取り扱われる。

 日本での一括販売価格は5万4480円(2年間の利用で実質0円)、スプリントでは239ドル、ヴァージンモバイルなどでは149ドルとなる。おサイフケータイやワンセグ、防水と言った日本特有機能を省くことで安価な価格を実現。日米の共同調達により「ソフトバンクググループ向けとしては、過去最大規模の納入台数になりそう」(シャープ関係者)という。
 実際、端末のアンテナ部分は日本と米国の通信事情が異なるために、それぞれの国向けで別部品となるが、それ以外はすべて共通化されている。内蔵するソフトも各国で契約された後、日本であればソフトバンク、米国であればスプリントの情報を書き込むような仕組みが備わっている。ソフトバンクはスプリントを子会社化して1年が経過するが、ようやく両社のシナジーが出る端末を調達することができたようだ。………