2014年

9月

09日

特集:暗雲 韓国 ITの旗手 NAVER 2014年9月9日号

 ◇難産の末に日本でLINEが成功 韓国内外で強力なライバル出現

 

趙章恩

(ITジャーナリスト)

 

 サムスン電子の大幅減益など、元気のない韓国経済。その中で期待を集めているのが、韓国のポータルサイトでトップシェアの「NAVER」(ネイバー)だ。日本を拠点に躍進するスマートフォン向け無料通話・メッセージアプリ「LINE」(ライン)を100%子会社とする企業だ。そのLINEは東京やニューヨーク証券取引所に上場を申請中で、NAVERの株価や時価総額も上昇している。ただ、NAVER、LINEの行く手には、韓国内外で強力なライバルがひしめいている。

 ◇時価総額で第8位

 

 韓国証券取引所に上場するNAVERの株価は今年8月、一時80万ウォン台で取引され、1年間で7割超も上昇。その時価総額は同月、一時26兆ウォン(約2・5兆円)を超え、韓国企業で8位となった。IT企業が時価総額で10位以内に入ったのはNAVERが初めてで、上位にはサムスン電子を筆頭に、現代自動車、半導体製造のSKハイニックス、POSCO、自動車部品の現代MOBIS、韓国電力といった韓国を代表する企業が並ぶ。韓国の証券業界は、このままNAVERが順調に成長すれば、サムスン電子、現代自動車に次ぐ3番手になることは間違いないとまで展望している。………