2014年

9月

16日

エコノミストリポート:世界を動かす金融政策 2014年9月16日特大号

 ◇イエレンFRB議長をしのぐ地方連銀ブラード総裁の発言力

 

岩田太郎

(在米ジャーナリスト)

 

 市場に最も影響力を持ち、マネーを大きく動かす米連邦準備制度理事会(FRB)の要人は、意外にも、ある地方連銀総裁だった──。

 米経済調査会社マクロエコノミック・アドバイザーズは3月6日、米国債市場を2013年に最も大きく動かしたFRB当局者はバーナンキ前議長でもイエレン現議長でもなく、セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁(53)だったと発表した。

 同調査によると、米連邦公開市場委員会(FOMC)で当時、投票権を持っていたブラード総裁がインタビューや講演など公の場で行った発言を受けて、昨年、米10年物国債の金利が累計29ベーシスポイント動いた。………