2014年

9月

16日

特集:円安インフレが来る 第1部 不都合な現実 インタビュー 浜田宏一・内閣官房参与(米エール大学名誉教授) 2014年9月16日特大号

 ◇「金融政策の限界が見えた。構造改革に軸足を移す時だ」

 

聞き手=濱條元保

(編集部)

 

アベノミクスがスタートして1年8カ月。安倍晋三首相の経済ブレーンである内閣官房参与の浜田宏一米エール大学名誉教授に日本経済の現状と今後の展望を聞いた。

── ここまでのアベノミクスをどう評価するか。

浜田 第一の矢(異次元緩和)と第二の矢(財政政策)で、それまで日本経済に不足していた需要を作り出すことに成功した。白川方明前日銀総裁時代の無策でデフレから抜け出せずにいたことを考えれば、黒田東彦日銀総裁の金融政策はうまくいっている。異次元緩和に疑心暗鬼だった人たちも、その効果を認めざるを得ないはずだ。………