2014年

9月

23日

エコノミストリポート:4~6月期GDPマイナス 2014年9月23日号

 ◇ドイツ失速が誘発する欧州危機 財政政策の拡大に踏み出せるか

 

桂畑誠治

(第一生命経済研究所主任エコノミスト)

 

 欧州連合(EU)で最大の経済規模を誇るドイツ経済が、2014年4~6月期に前期比0・16%減と13年1~3月期以来となるマイナス成長に陥った。ドイツの実質国内総生産(GDP)成長率は、09年4~6月期以降、建設部門が大幅なマイナスとなった13年1~3月期を除いて、基本的にユーロ圏のGDP成長率を上回っていたが、5四半期ぶりにユーロ圏全体の成長率を下回った。今回、建設部門の大幅な減少のほか、個人消費の減速、設備投資の失速によってドイツ経済はマイナス成長となった。EUの盟主ドイツの失速は、欧州危機の再発を誘発しかねない。………