2014年

10月

21日

週刊エコノミスト 2014年10月21日号

定価:620円(税込)
発売日:2014年10月14日

 ◇特集:止まらない円安
 ◇円急落の真犯人は誰か 米国の出口戦略を後押しした日米欧の為替“密約説”

濱條元保
(編集部)

 米ワイオミング州ジャクソンホールで8月21~23日に開かれた経済シンポジウムが、今回の円安・ドル高の起点となった──。
 メガバンクの為替ディーラーはそう推測する。
「日米欧の中央銀行総裁はじめ金融当局幹部が一堂に会したジャクソンホール会議で、『米国は10月に量的緩和を終了。来年半ば以降に利上げ』を確認した。同時に、米国がドル高を受け入れる代わりに、日欧に対しては引き続き緩和的な金融政策の継続要請があり、日欧はこれを受け入れた」


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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇大塚紀男 日本精工社長
 ◇高品質を大量生産できるのが一流

 国内最大手のベアリング(軸受け)メーカー。世界でもアジアを中心に65の生産拠点を持ちシェア3位(13%)に位置する。今期(2015年3月期)は、自動車業界の好調を受けて、主力の自動車向けベアリングが堅調な一方、ハンドル操作を容易にする電動パワーステアリングが伸び、株価は年初来高値を更新している。

── 売り上げの7割を占める自動車事業が追い風を受けています。
大塚 自動車市場は国内はそこそこですが、北米の回復や中国市場の拡大などで生産台数は毎年伸びています。その恩恵を当社も受けています。一方、過去数年取り組んできたコストダウンの成果が想定より前倒しで出ていて、売り上げの拡大に比べ、利益が大きく出ています。

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ワシントンDC

 ◇大きな争点ない米中間選挙 勝敗決める接戦州の行方

須内康史
(国際協力銀行ワシントン首席駐在員)

 米国議会は9月18日に2015年度の暫定予算案を承認した後、実質的に散会状態となった。上下両院の議員は11月4日の中間選挙に向けて選挙活動に入っている。
 今回の中間選挙では、下院の全435議席と上院100議席中36議席の改選が行われる。これまでの情勢では下院で共和党が多数党を維持することは確実と見られており、上院でどちらが多数党となるかが焦点だ。現在の上院の議席数は、民主党が55議席(民主党系無所属議員2人を含む)、共和党45議席で、改選対象は民主党が21議席、共和党が15議席となっている。

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