2014年

10月

28日

特集:株安連鎖 焦点2 原油急落 2014年10月28日特大号

 ◇商品市況下落が狙い撃ちする中東・新興国・資源関連銘柄


岩間剛一

(和光大学経済経営学部教授)


 10月14日、米国の指標原油であるWTIが1バレル=81・84ドルで終了、2年4カ月ぶりの安値をつけた。中東情勢の緊張化で、2014年6月に107ドルまで上昇していただけに、凄まじい急落ぶりだ。

 きっかけは、国際エネルギー機関(IEA)による15年の石油需要予測の下方修正だが、根底には、①中国など新興国の経済減速に伴う石油需要の伸び悩み、②リビアの原油生産量の回復など、石油輸出国機構(OPEC)の堅調な原油生産、③ドル高により、ドル建てで見た原油価格の割高感の強まり──もある。………