2014年

10月

28日

週刊エコノミスト 2014年10月28日特大号

特別定価:670円(税込)

発売日:2014年10月20日

◇特集:株安連鎖 
◇“影の銀行”でたまるマグマ 米国から世界へ連鎖する株安

 

 秋本裕子
(編集部)

 

 世界の株式市場は一気に調整局面に入った。

 米ダウ工業株30種平均は10月15日、1万6141ドルと4月11日以来、約半年ぶりの安値となった。5日連続の下落となり、下げ幅は850ドル超に達した。日経平均株価も16日、335円安の1万4738円と、5月30日(1万4632円)以来、約5カ月ぶりの安値となった。

 欧州市場でも、ドイツのDAX指数が10月8日、8995と約1年ぶりに9000を割り込んだほか、英FTSE100も10日、約1年ぶりの安値水準をつけた。

 

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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇角倉護 カネカ社長

 ◇1兆円企業に向け新製品比率拡大


 カネカは高シェア商品をそろえる樹脂事業、パン酵母など発酵技術に強みを持つ食品事業を中心に、有機EL材料、サプリメントの還元型コエンザイムQ10、かつらの合成繊維材料など幅広い事業領域を持つ。2014年3月期に5247億円の売上高を20年には1兆円まで伸張させる計画だ。


── 中期経営計画(14~16年度)では、最終年度に売上高を7000億円とする計画です。どうやって実現しますか。

角倉 当社には七つのセグメント(化成品、機能性樹脂、発泡樹脂製品、食品、ライフサイエンス、エレクトロニクス、合成繊維)がありますが、このうち化成品、食品は売上高1000億円を超えており、さらに売り上げを伸ばします。


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ワシントンDC

 ◇課税回避の本社移転を規制 経済界からは反発の声


篠崎真睦

(三井物産ワシントン事務所長)


 最近、オバマ政権はコーポレート・インバージョンと呼ばれる「外国親会社設立による企業の租税回避」への批判を強めている。インバージョンとは、米国を本拠地とする多国籍企業が低税率の米国外に本社を移転することで、海外収益に対する米国の課税率39・1%を引き下げる行為を指す。


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