2014年

11月

04日

東南アジア:インドネシアは目覚めるか 2014年11月4日号

 ◇新大統領が抱える五つの課題

吉田拓史
(『じゃかるた新聞』記者)

 インドネシアのジョコ・ウィドド前ジャカルタ特別州知事が10月20日、大統領に就任し、5年の任期が始まった。

 人口2億5000万人、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国内総生産(GDP)の4割を満たすインドネシアは、アジアでは「中印に次ぐ潜在性」を指摘されてきた。2030年前後までは、生産人口が膨張する人口ボーナスと「高成長のチャンス」を迎える。
 2期10年にわたる前ユドヨノ政権は政治的安定を重視し、毎年6%の堅調なGDP成長を謳歌したが、政治リスクの高い多くの改革を棚上げしたことが、ここにきて5%台への成長減速と将来の不透明感となり、ジョコ氏に覆い被さる。………