2014年

11月

04日

FLASH!:南山大学 デリバティブで巨額損失 2014年11月4日号

 ◇UBS、野村を提訴

松田遼
(金融アナリスト)

 南山大学を運営する学校法人南山学園(名古屋市)は10月16日、UBS証券と野村証券に対して、デリバティブ(金融派生商品)取引で多額の損失を出したとして、約88億円の損害賠償を求め、東京地方裁判所に提訴した。UBSには約67億円、野村には約21億円の損害賠償を求めている。

 南山によれば、2005年8月から08年6月までにUBSと野村の2社を含む証券会社6社とデリバティブ取引を36件行っている。08年9月の米リーマン・ブラザーズの破綻を契機に、これらデリバティブ取引で多額の損失が発生した。
 南山は12年11月までに、これらの取引をすべて解約し、合わせて約228億9840万円の損失を計上した。同学園の財務内容(14年3月末、総資産877億円)から見て少なくない金額である。………