2014年

11月

25日

特集:資源安ショック Q&Aで理解する シェールオイル・ガスの基礎知識 2014年11月25日号

 ◇米国の「資源国化」の衝撃

磯川晃邦

(みずほ銀行産業調査部資源・エネルギーチーム参事)


 2000年代初めから米国で始まった新たな地下資源開発は、世界の資源需給に激変をもたらす可能性がある。みずほ銀行産業調査部資源・エネルギーチームの磯川晃邦参事役に解説してもらう。

Q1 シェールオイル、シェールガスとは何か

A シェールオイルは、いわゆる軽質油で米国の原油価格指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)とほぼ同品質。シェールガスは非在来型ガスの一種で、天然ガスと同じと考えていい。

Q2 なぜ米国でシェール革命が起きたの?

A 米国は古くから、国内の原油・ガス開発を進める中で、豊富な地層データが蓄積されており、パイプラインなどのインフラも充実している。そこに、水平掘削や水圧破砕などの技術革新があったことで、開発が飛躍的に進んだ。土地所有者に地下資源が帰属する法制度、多くの独立系開発事業者の存在も大きい。………