2014年

11月

25日

週刊エコノミスト 2014年11月25日号

定価:620円(税込)

発売日:2014年11月17日

 ◇特集:資源安ショック

 ◇米国の「資源超大国化」が世界の資源の流れを変える


濱條元保

(編集部)


 原油価格の低下に歯止めがかからない中、世界が注目する石油輸出国機構(OPEC)総会が11月27日に迫る。

 総会でサウジアラビアが沈黙を決め込めば、市場が落胆し原油価格の下落を加速させるだろう。その一方で、乾坤一擲(けんこんいってき)の減産に打って出ても市況が反転しなければ、もはやサウジに価格調整能力がないことを世界にさらけ出す──。

 どちらに転んでも、注目の総会はサウジとOPECにとって有力産油国として特権を失う大転換点となる公算が大きい。米国で始まったシェール革命を契機に原油とガス、石炭などの資源高時代が終焉(しゅうえん)を迎えた。


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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇岩田彰一郎 アスクル社長

 ◇オフィスから個人の日用品まで


 オフィス用品通販の先駆けであるアスクル。主に中小企業向けに、事務用品購入のカタログ通販というビジネスモデルを確立した。現在、堅調な企業向けに加え、一般消費者向けサービスに力を入れる。2012年にヤフーと業務・資本提携し、食料品や台所用品など日常用品をメインにした個人向けの通販サイト「ロハコ」をスタートさせた。


── 個人向け通販サービスを始めた狙いは。

岩田 EC(ネット通販)の普及とともに、企業向けか個人消費者向けかは関係なく、あらゆる流通がインターネットを通して行われる時代が来ると思いました。ここは思い切って会社を変えていかないと、10年後に会社が存続できるのか、という危機感もありました。


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ワシントンDC

 ◇原油輸出で国内ガソリン価格下落 EIA報告が解禁論議に拍車


須内康史

(国際協力銀行ワシントン首席駐在員)


 シェール革命による米国のシェールオイル生産増加を背景に、国産原油輸出の解禁を巡る議論が米国内で続いている。10月30日に、この議論に影響を及ぼしうるリポートが発表された。米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)発表の「何が米国のガソリン価格を動かすか?」だ。


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