2014年

11月

25日

金融:加速する地銀再編 2014年11月25日号

 ◇採算低下で都市圏へ

吉澤亮二
(スタンダード&プアーズ主席アナリスト)

 地方銀行(地銀)の再編が本格化してきた。11月4日に横浜銀行と東京を地盤とする東日本銀行が、7日には熊本県が地盤の肥後銀行と鹿児島県が地盤の鹿児島銀行が、経営統合を検討中だと発表した。

 横浜銀行は約200店舗を展開し、預金量は10兆円を超え、銀行単体としては地銀最大手だ。東日本銀行は約80店舗を展開。両行は経営統合により、首都圏全域をカバーする拠点網を得る。肥後銀行と鹿児島銀行は地元で最大シェアを持つ有力地銀だ。統合後の総資産は約8兆円となり、中南部を中心に九州を広域にカバーすることになる。
 バブル崩壊後、国内の資金需要が20年近く低迷するなか、64行ある地銀は、常に「オーバー(過剰)バンキング」状態が指摘されていた。なぜ、ここにきて地銀再編の動きが加速しているのか。………